2009年1月2日金曜日

■気づけば年が明けていて

毎年何通か、戻ってくる年賀状がある。
今日も一通、戻ってきた。
娘が言う。もったいないね、と。
私はそれよりも、届かなかった相手の顔を思い浮かべている。
元気ですか、元気でいますか。
元気ならそれでいいのだけれども。
元気ですか、元気でいますか。
傷だらけになりながらも必死に生きている貴女だから、私は多分忘れない。

手紙が届くこと。
それはまるで当たり前のようで、当たり前なんかじゃない。
だからいつも、戻ってこない手紙に感謝する。返事がなくても、届いていることに感謝する。

元気ですか。元気でいますか。
私は今も、貴女たちのことを覚えています。

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