2009年4月2日木曜日

■川を遡る鮭のように

ラナンキュラスの蕾が綻んできた。黄色い薄い花びらが、風が吹くとひらひら揺れる。
うどんこ病に冒されているというのに、蕾を付け出した薔薇の樹たち。なんとかこの病気を克服させてやれないものかと、病葉を見つけるたび摘んでいる。うどんこ病に特効薬はない。こまめに病葉を摘んで次に広がらないよう努めてやるだけだ。
水仙は、小さな小さな蕾をほろり見せてはいるが、果たして咲くかどうか。三年目の球根。何処まで頑張ってくれるか今見つめている。
一年に一度の「あの場所から」の撮影は何とか終わった。
最初に森林公園で、次に海で撮影。夜明け前からの撮影で歯が鳴るほどの寒さの中だったにもかかわらず、みんな頑張ってくれた。
撮影に参加してくれたメンバーの中には、被害の折写真を撮られたということから写真を撮られることがトラウマになっている人もいる。それなのに、姐に撮られるのはもう大丈夫と、すっぴんで堂々参加してくれる。そのありがたさを噛み締めながら、私はシャッターを切り続けていた。
翌日、その参加メンバーの一人と、「あの場所から」の撮影とは別のシリーズを撮影してみる。私は三脚を持っていない。にもかかわらず室内での撮影。まぁやってみれば何とかなるものだ!
そんなこんなであっという間に日が過ぎる。娘の春休みももう終わりにかかっている。今年早く咲くといわれていた桜はまだ蕾が残っている。今週末花見を予定しているが、天気が崩れるらしい。今から照る照る坊主を用意する。
生きていればいろいろある。いろいろあって当たり前。
いろいろあるけど、それでも生きていく。川を遡る鮭のように。

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