2009年4月22日水曜日

■そうして暮らしている

若葉色がまぶしいくらいにあたりに溢れている。朝の光が乱反射して、それは発光するかのようにさえ見える。自転車を時々止めながら、私は樹を見上げ、空を見上げる。雨上がりの朝、空気がしっとり濡れている。空のあちこちに、昨日の雨の名残雲が浮かんでいる。

身体ががくがくと大きく震え始める。止まらない、止められない。私は倒れないようすぐそばにある何かに掴まるのがやっとだ。掴まって、ただその発作がゆきすぎるのを待つ。待ち続ける。
ようやく去ったとほっとした途端、突き刺さってくるのは周囲からの視線。それがとても痛い。できるなら走り去りたい気持ちに駆られるが、私は走ることもままならず、ただ、どんよりと、足を進める。あきらめの気持ちを抱えながら。

過食嘔吐したくなるときは、パンをいくつもにちぎっておいて、一口ずつ、何時間もかけて一個のパンを食べる。そうすれば、吐こうにも吐くことはできないのだから。
リストカットももう長いことしていない。薬のばか飲みももちろんだ。今の生活リズムで一度でもそれをしたら、すべてが雪崩のように倒れこむことが分かっている。だから、衝動とどうつきあうかを考えている。

今年に入って、四六時中ハーブティを飲んでいる。味はレモン・ジンジャー。このハーブティがなかなかの頓服になってくれることに気づいた。すぅっとするのだ、飲んだ後。心も頭もすっきりする。衝動に駆られているときはだから、このハーブティをしつこく飲む。大丈夫、大丈夫と呪文を唱えながら。

金銭的には全く恵まれていない。どうしようかと悩むことさえばかばかしくなるほど恵まれていない。それでも、私たち二人家族は、今日も何とか暮らしている。
目を合わせ、笑いあい、ただそれだけで今日は満足だねと、一日一日を暮らしている。

0 件のコメント: